ぶれすと綱島ほいくえん 消火器訓練・救急対応・誤飲時の対応の研修

 
研修目的:昨年3月にBLS横浜に依頼し子どもの救急対応の研修を行いました。また、毎年水遊びが始まる7月にも看護師による心肺蘇生の仕方、水の事故についての研修を行っています。毎年救命救急の研修をしており、今年は港北区の消防士さんにきていただき、消火器訓練・救命救急(AED)・誤飲時の対応の研修をしていただきました。

研修内容:
①消火器訓練
今回は訓練用消火器を使用し、実際に消火器に水を入れ消火の訓練をしました。
・消火器を使う「キホン」を教えていただきました。
キ:黄色の線を抜く
ホ:ホースを火元に向ける
ン:「ん-」と力を入れレバーを押す

【留意点】
・レバーを押すと粉が舞ってしまい視界が悪くなるため、火元にホースを向けてからレバーを押す。
・消火の際は火に向けるのではなく、火元にホースを向ける
・3~5メートルはなれたところから消火を開始し、ホースを左右に振りながら少しずつ火元に近づいていく。
・天井の高さに上る火は消火が難しいため、避難を優先する。
 

 
②救急対応
・乳児、幼児、大人のマネキンで心肺蘇生の仕方を教えていただき実際に行ったり、AEDの使い方を学びました。また現在のコロナ禍での心肺蘇生の方法もうかがいました。
・AED使用時の注意についても詳しく聞けました。(ペースメーカーをつけている人の対応、アクセサリーをつけている人の対応など)
 

 

 
③誤飲時の対応
保育の現場で遭遇の可能性がある、誤飲時の対応について学びました。
1 反応ある乳児に対して、背中を強くたたく方法(背部叩打法)
2 反応ある乳児に対して、胸骨を圧迫する方法(胸部突き上げ法)

[職員の感想]
・学生時代に普通救命講習1を受講した事があり、復習のような気持ちで受けていたが、このような研修に参加する事で改めて意識を持ち直し、何かあった時に共助していく事ができるため、定期的に受ける事が大切だと実感した。消火の仕方も知る事が出来たので、発災した際には積極的に落ち着いて行動出来るようにしたい。 

・胸骨圧迫練習では、大人と子供による押す位置や力加減が難しかったです。中々遭遇する機会がないので万が一に備え、イメージトレーニングが必要だと思いました。また、最後に救急隊員が言った言葉で、゛勇気ある行動を゛がとても心に残り、何事においても一歩前に進んだ行動ができるように心掛けたいです。

・水消火器訓練は以前も行ったことがあったので水消火器の重さホースの持ち方や散水の仕方などを覚えており今回は落ち着いて実施できました。もし火災が起きた際、自信を持って初期消火できるように今後も継続して訓練する必要があると感じました。今回は乳児、幼児、大人の3パターンの練習を行い違いが確認でき良かったです。今後も定期的に講習を受けることでAEDが届くまでの処置やAEDの使い方、手順を確認するなどが必要だと感じました。

・消火器の扱いは初めてに等しかったので、ホースを外す感覚やレバーを握る感覚、実際に消火剤が出る勢いを体験する事ができた。その場に居合わせたら慌ててしまいそうだが、火災の際には現場まで消火器を運ぶことが重要で『きほん』を冷静に実行したいと思う。AED研修では、3月の復習も兼ねて行うことができた。女性の救命率が男性に比べてかなり低いことを知り、AEDを使う際は備品を使用して配慮をしながらの実践も必要だと学んだ。後悔をしないよう、勇気を持って実行できるよう、繰り返し学んでいきたいと思う。

・消火器の使い方を初めて学んだが、使い方自体はわかりやすい物だと知った。実際に使う場面があったときは、落ち着いて対処できるようにしたい。AED研修では、乳児のパットの貼り方や人工呼吸のやり方など、改めて確認することができた。もしもの場合には、躊躇せずに行動に移したいと感じた。

・消火器訓練はあまりやったことがなかったので、経験出来てよかった。今回は火災がない状況での訓練だったので落ち着いてできたが、実際は火が出ている状況での使用なので落ち着いてできるようにしっかりと使い方を覚えておきたい。AEDは研修などで何度もやったことがあるが、やはり何度やっても難しいと感じるし、実際に使用する場面できちんと使用できるかと感じてしまう。しかし命を救うために恐れず使用することが大切ということを改めて感じることができた。

・ 今回初めてAEDの研修を受けたが、慌てず冷静に行動することが大事だと感じました。もし現場に居合わせたとき、講師の消防士さんに言われたように、後悔しないよう勇気を持って行動していきたいです。