こんにちは
綱島二階 看護師の清水です。
2026年6月13日に弊社の全グループ8園合同での「集合研修」が実施されました。
今年度も昨年と同じく二部制の研修を行いました。
全ての研修は保育園でお子様をお預かりする上で、緊急時に備えとても大切な研修になります。
今回は当日の様子を少しだけお話していこうと思います。
■第一部は弊社の看護師チームによる「けいれん」と「食物アレルギー」の各対応についての研修を行いました。
熱性けいれんのお子さんの中には、発熱時に使用する薬をお預かりするケースがあります。
「けいれん時の対応」では実際に工作を施したブレラ人形に座薬を入れるシミュレーションをしました。
ご家庭でけいれんをみたらまず何をするでしょうか。。。
まずは横に向ける。吐いたものによる窒息を防ぐためです。
そして救急車や受診の準備をします。
けいれん児童の動画撮影は診断の一助となる場合があります。
けいれんが止まった後の意識の確認と呼吸の確認が非常に大事だということを学びました。
当グループではけいれんが起きたら保護者様に連絡をしつつ、基本的には救急車要請をします。
万が一発見時から病院到着までにけいれんが止まらないことも想定しての対応です。
「食物アレルギー」では食後の症状発見時の観察点と対応方法を、チェックシートを見ながら確認しました。
よく園内でも見られがちな、「お昼ご飯のあと体の一部に発疹ができた」時にどう対応したらよいでしょうか。
チェックシートに基づいて判断しますが、症状が「一部」なのか「全身」なのかで対応レベルが変わります。その際には「全身の観察を忘れない」ことも同時に学びました。
■第二部ではグループ内全体研修としては4回目のBLS研修です。
そもそもBLSとは
「Basic Life Support」の略称で心肺停止または呼吸停止に対する一次救命処置のことを指します。
今年も最前線で医療に携わられている「日本医科大学多摩永山病院 救命救急センター長 久野 将宗 先生」指揮のもと
「日本医科大学多摩永山病院勤務 田畑龍正 先生」にご講演を頂きました。
また、インストラクターの日本医科大学多摩永山病院のICUナース青木さんと日本体育大学の救命救急士を目指す修士コース、学士コースの学生さん、ご卒業後大学病院で勤務されている現役救命救急士さん合わせて8人ご参加頂き、講習での指導やレクチャーを受けました。
内容は「心停止とは」「胸骨圧迫の方法」「人工呼吸」「AED」「異物除去」など盛りだくさんの学びと実習をさせて頂きました。
さて、今年もここでクイズです。
Q.救急車を要請すると「火事ですか?」「救急ですか?」と聞かれます。
「救急です」と答えたあと、救急隊が一番先に必要な情報は何でしょう?
①怪我や病気の程度
②通報した人の名前
③住所
どれだと思いますか??
答えは
③の「住所」です。
住所を知った時点で救急車が出動でき、いち早く現場に到着できるからです。
これは一番重要な項目だということを再確認しました。
それではもう1問
Q.救急車が到着する平均時間は何分でしょうか(令和6年の神奈川県の情報)
①8分
②10分
③12分
④13分
⑤15分
②の10分だそうです。
実際は15分くらいかかるときもあるそうです。東京都は神奈川県の平均10分よりもう少し時間がかかるそうです。
緊急対応が必要な場合は特にですが、救急車が到達するまで私たちが迅速な対応ができるかどうかがその後の明暗を分けます。そのためにも命を守るために「一次救命処置」の対応が重要であると改めて学ぶことができました。
それでは、実技の様子を少し見て頂きましょう。
■「胸骨圧迫の方法」
「質の高い絶え間ない胸骨圧迫」を目指して練習です。
お子様の体格、年齢によって胸骨圧迫の手技が違います。
今年度の変更点として1歳未満のお子様に「2本指法」がなくなり、「胸郭包み込み両母指圧迫法」または「片手での圧迫」が推奨されています。
<1歳児以上のお子さま:片手または両手で胸骨圧迫>
<1歳未満のお子様への胸骨圧迫方法の一つ:胸郭包み込み両母指圧迫法>
1歳未満の乳児のお子様に「2本指法」がなくなりました。
胸郭包み込み両母指圧迫法の手の形はこちらです。
(お子様のお胸を両手で包み込むようにして親指で胸骨圧迫します。)

■「人工呼吸」
ポケットマスクを使用した人工呼吸
■「AED」
■「異物除去」
背部叩打法
ハイムリック法(対象は1歳以上)
「全体」
今回の研修内容は、保育園で起こり得る緊急時の対応の一部です。
事故やケガが起こらないようにリスクヘッジを行っていますが、想定外のことが起こらないとは言い切れません。常日頃からどのような場所、場面でも対応できるような「最新の知識」や「対応力」が必要です。
そしてシミュレーションを通し、繰り返し学ぶことが改めて大切だと思いました。
最後になりましたが、久野先生、田畑先生、青木看護師、救命救急士の先生方、日本体育大学の学生の皆様、多くの学びをありがとうございました!!!これからもぶれすとほいくえんは実践力を身につけていきたいと思いますので、引き続きお力添えよろしくお願いいたします!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
■ご協力:
日本医科大学多摩永山病院
https://www.nms.ac.jp/tama-h
日本体育大学保健医療学部 救急医療学科
https://www.nittai.ac.jp/gakubu/medical/kyukyu.html



