ぶれすとほいくえん 全グループ園参加“BLS(一次救命処置)研修”

 
こんにちは株式会社ブレストインターナショナルの篠﨑です。
2024年6月15日(土)に弊社の全グループ6園合同での「BLS研修」が実施されました。
 
■そもそもBLSとは?
→BLSとは「Basic Life Support」の略称で心肺停止または呼吸停止に対する一次救命処置のことを指します。
 
大切なお子様を保育園でお預かりする中で、緊急時に備え本当に大切な研修になります。
今回は当日の様子を少しだけお伝えしていきたいと思います。
 
今も最前線で医療に携わられている
「日本医科大学多摩永山病院 救命救急センター長 久野 将宗 先生」
の指揮のもと
 

 
「日本体育大学大学院 救急災害医療学専攻
日本医科大学多摩永山病院勤務 救命救急士 田畑 龍正 先生」
にご講演をいただきました。
 

 
また、日本体育大学で救命救急士を目指されている総勢17名もの学生さんにも参加をいただき、講習での指導やレクチャーを受けました。皆様本当にご協力ありがとうございました!!
 
今回の研修は大きく三部での構成となりました。
【全園合同/BLS研修】
① 心停止についての基礎知識・119番通報について【座学】
② 胸骨圧迫・人工呼吸・AED・異物除去【実習】
③ 災害対策について【座学】
 
 
さてここで突然ですが 皆さんに問題です!
 
Q.)怪我や事故が起きて119番通報をした場合、救急車が到着し、実際に処置をするまでの時間は通常で何分程かかるでしょうか?
 
A.)
 ①5分
 ②8分
 ③10分
 ④12分
 ⑤15分
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
正解は「⑤の15分」です!!
 
 
遅いと感じますか?早いと感じますか?
私はそんな短時間で来てくれるのか!!と感じましたが。
 
昨年まではもっと早く、通報から10分程度で救急車が到着後、処置が行われていたようです。
しかしながら、昨今、コロナや感染症などの対応から救急車が到着し、実際の処置をするまでの時間は伸びている傾向にあるとのことで、現在は通報から約15分後に救急隊員が処置に入られるとのことでした。
 
緊急対応が必要な場合は特にですが、救急車が到着するまでの私達の対応がその後の明暗を分けます。命を守る為には「一次救命処置」の対応が重要であるということを改めて学ぶことができました。各園の職員も前年度実施に増して真剣に講義を受けていました。
 

 
そして、メインである第二部の実技講習に入っていきます。
各園に分かれ、胸骨圧迫、異物除去、人工呼吸、AEDの講習を受けました。
 
■胸骨圧迫

 
■異物除去

 
■各園の実技講習全体の様子

 

 

 

 
先生方や学生さんからのレクチャーを受け、緊急対応を想定した対応まで、各職員が真剣に参加をしていました。
 
 
その後第三部として
久野先生による「災害に関わる重要なこと」に関する講演をいただきました。
 

 

 
能登半島の大地震の対応でも最前線でご活躍されている久野先生から、現場でのリアルな情報や、災害の際に「必要な心構え」や「自治体別で知っておくべきこと」など重要なことを学びました。
 
そして今回は特別ゲストとして「東京医療保健大学 立川看護学部 看護基盤学 吉田 茜 先生」にも「保育園が受ける災害に関して」の講演をいただきました。
 

 
吉田先生は現在、慶應SFC (keio.ac.jp)の大木聖子研究室にも所属されており、各園が抱える地場的なリスク、震災時に保育園が取るべき対応、様々な資料提供までもいただきました。ご講演本当にありがとうございました。
 
今回の研修から一次救命処置の基礎から対応。そして、大地震や大雨などによる保育園が受ける影響やリスク、考えるべき対策について多くを学ぶことができました。
 
もちろん事故や災害が起きないことが一番ではありますが、実際、多くの事にリスクヘッジをどれだけ行ったとしても、想定外なことが起きてしまうのが人生です。
その中で事が起きてしまった際に最短で最善の判断や対応ができるかを分けるのは「知識」と「経験」になります。私達はこれからも最新の情報から知識を得て、実習から経験を行い、学び続ける必要があると改めて感じることができた1日でした。
 
最後になりましたが、久野先生、田畑先生、吉田先生、日本体育大学の学生の皆様、多くの学びをありがとうございました!!これからもぶれすとほいくえんは学び続けていきたいと考えておりますので、引き続きお力添えよろしくお願いいたします!!
 
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
 

 
■ご協力:
日本医科大学多摩永山病院 
https://www.nms.ac.jp/tama-h
日本体育大学保健医療学部 救急医療学科 
https://www.nittai.ac.jp/
gakubu/medical/kyukyu.html

慶應SFC 大木聖子研究室
https://www.bosai.sfc.keio.ac.jp/